2023年5月28日に 横浜・馬車道、LOCAL BOOK STORE kita.で開催された
ブックマーケット「本は港」に行ってきました。 NHKいいいじゅ〜でたまたま拝見した真鶴の「道草書店」さんの中村ご夫妻と、 オープン前にちょっとだけお邪魔して様子を伺ったことがある 小田原「南十字」さんの成川さんがトークイベントをするということで 開催場所も近くということもあり 前々から申し込んで楽しみにしておりました。 イベントは11時からでしたが、トークは15時からなので、 その前に馬車道駅付近でちょっとだけビールを、と思い 生活綴方お店番の砂田さんをお誘いしてみたところ 来てくださるということでご一緒に。(笑) 最近の近況報告など。 しかし砂田さんとはつい2週間前にもお会いしたばかり (しかもその1週間前の綴方でのトークイベントもご一緒させていただいた! 1ヶ月のうちに3回もお会いすることなんてなかなかないので大変うれしい。 会えない人もいるなか、いつも身軽でお誘いに乗ってくださる砂田さんに感謝。) それにもかかわらず、まだお話ししていないことがあったのか! というくらい勝手に盛り上がってしまい...トーク開始ギリギリの出発になりました。(トホホ) 会場のLOCAL BOOK STORE kita. につくとなんと入口は行列に。 トークイベントギリギリだということで、並ばずに入ることができましたが、 混雑時には1時間程度も待つこともあったそう! 大盛況とはこのこと。 本屋のイベントが、会場が狭かったとはいえ、 こんなに混むのか!と、とってもよい気分になりました。 本のイベントの盛り上がりはここ最近とても盛況に見えます。 トークは、三輪舎の中岡さんを中心に本屋を始めたきっかけから、 どうやって本屋を続けていくのか、 「本屋」を舞台に色々な方向へ話が広がりました。 そんな中、中村さんがおっしゃった 「本屋は地域貢献ボランティアだ」というお話 「社会にとって良いことを『本屋』という生業を通して問いかけていこう」 というお話に納得するとともに、なかなか生計を立てるのも難しい業界全体を考え なんともいえない複雑な気持ちになりました。 南十字さんは元々本業は別にある3人が力を合わせて本屋をやろうとすることに勇気付けられるし、 本業として本屋一筋でやっておられる道草さんは本当に尊敬するばかりです。 日々どのようにしたら少しでも前を向けるのか、それだけを考えて「地域貢献ボランティア」をしていると思うと、その涙ぐましい日々の小さな積み重ねの努力に涙が出るようです。 別に地域貢献と言っても、 大きなことをしようとは思っていないのだと思いました。 社会じゃないけれど、自分の周りがほんのちょっとでも幸せになったらいいな、 と思うそんなきもちを感じ、 僭越ながら「あぁわたしも同じことを思っているなぁ」と感じました。 中岡さんは、 本屋をやる理由2つなのでは?と。 自分がやりたいからか、 自分がやらなければならなかったから(使命感)のふたつ。 わたしは今現在は辻堂で本屋をやる人が他にいないから、と感じているけれど、 成川さんが言った、本屋じゃなくても別によかった、 そういう場が欲しかった、というのは少しわかるなぁと思いました。 また、中村さんの、本屋さんを求めている人がいる、 という言葉も心強く聞こえました。 どちらにせよ、まずは本業界の腑に落ちない理不尽なこと、 例えば「うちの本屋には、村上春樹の新刊、最低10冊ほしいのに 3冊しか来ない...」 みたいな状況って、 本当にどうにかなんないのかな...?と真剣に思います。 (どうにもならないのだろうか、でも希望は捨てたくないよね... これは自民党の感じとやっぱり似てる....?! きっとあきらめなければ大丈夫。 あきらめずに戦い続けること、それこそが生きているということ... あきらめるということは最悪の事態も受け入れる、そういうことだから。) 本屋・生活綴方は出版事業部も作り自社でプリントするという、 利潤率を考えても最高の家庭内手工業は、 なにかこれからの本屋、出版業界にとって大きな打開策になるのではないでしょうか。 生活綴方という名前の本屋で、 生活に関する本を出す、 素晴らしいアイデア。 中岡さんは、道草中村さんに、 真鶴で語りたい方のお話を リソグラフで刷って出したらいいと思います。と。 これこそが、未来の本屋ができるかもしれないひとつの大きな動きなのだと、 今更ながら私も闘志に燃えています... しかし、こんなこと(取次問題など)は 現書店員さんは何度考えてもどうしようもないような雲をも掴むような問題なのだろうし 幾度も幾度も考えていることなのでしょう。 そう思うと、なんともやるせない気持ちでいっぱいになりました。 私も寄稿させていただいた 生活綴方出版の『文集・バイト』(こちらは表周り装丁も) なnD(南十字さんのブースで販売)も見かけました! その後、中村さんともお話しさせていただくこともでき、 大変有意義な時間となりました。 関係者の皆さま、おつかれさまでした! そしてありがとうございました。
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先日、「手を動かす、本をつくる」矢萩多聞(装丁家)&笠井瑠美子(製本所勤務)
『はたらく 製本所』(ambooks)刊行記念 トークイベントに行ってきました。 こちらは、矢萩さんが製作している『はたらく』シリーズの 第3冊目ができたのをきっかけに行われたイベントです。 3冊目がるみちゃんが働く製本所をテーマにしたものでした。 生活綴方でのトークということで、ワクワク。行ってきました! 矢萩さんが、るみちゃんの働く製本所に見学&撮影(取材)にいくお話が 以前、私も「製本と編集者」の撮影で見学に行ったこともあり、 様子がまじまじとわかり、大変楽しく聞くことができました。 お話の中で、製本について「いかにスムーズに行うことが大変か」ということを話されていて、 流れる作業の中で、順調に進んでいるように見えても、 それを滞りなく進めることの大変さ、大切さ、スピード感などが伝わり緊張感がありました。 デザイナーに向けては、背のセンター位置からズレてデザインされているものは 本当に厄介!表紙の背をセンターで合わせるクセがついているから、 デザインがわざとちょっとズレてる、みたいなものだと、 センターがわからないから難しい! できるだけセンターにしてほしい!という心の叫びを聞きました...! (やったことないけど気をつけます...!) 矢萩さんの白インクやスタンプの書体に対するこだわりもビシビシ伝わり 大変楽しいトークイベントでした。 普段あまり、トークイベントへ出かけることはないのですが、 やっぱりその場で聞くことができると、雰囲気まで伝わったりして楽しいなぁ!と改めて感じました。 ありがとうございました! また7月ごろに私もトークイベントをする予定もある?ので? お知らせいたしますので是非よろしければ是非聞きにきてくださいね!笑 先日、Ophelia Design Studio.のポストカードを作りました。 15cm角で、全部で99個の丸モチーフが入っています。 ステッカーは作るのが好きで、よく作るのですが(笑) いつもdee's のになっちゃうので...。 Ophelia Design Studio. のものを制作したのは、久しぶりです! 欲しい方には差し上げますので、お声がけください! 先日、月刊「つくづく」の取材を受けました。 取材というか「雑談」をご一緒させてもらったのです! つくづくを制作している金井さんには初めてお会いしました。 金井さん・つくづくのことは、雑誌遍歴vol.01で、 高山さんがお願いしたということで知りました。 それで、高山さん(高山さんについては雑誌遍歴のページをご覧ください!)に金井さんって変な人がいるよ!と聞いたのです。笑 録音したのはいいけれど、その音声データがどのように文字になるんだろう? とっても興味深いですが...。 かくいう私は、特に何にも話してない気がして、 終始「こんなんで大丈夫ですか?」と聞いていた気がしています...! だって昼からビールを飲んでただけだったような。笑 まぁ雑談だから良いのかな、とか思いながらも 若干申し訳ない感じになってしまったような...。(もじもじ) とにかくゲラができたら送ってくださるそうなので 恐る恐る、それを待とうと思います。 もうひとつ、 印刷所のポイントが失効するというので、 せっかくならと、つくっていなかった名刺を作りました。 ディーズマガジンをはじめてからというもの、 それを名刺がわりにしていたので あまり必要がなかったからなのですが、 最近名刺をもらう機会があり、 そんな時にこちらがフリーマガジンを渡しても 名前とか連絡先とか...(マガジンには書いてはあるのですが) わかりづらかったかもしれない、と反省し、制作しました。笑 よかったら、次お会いした際、ぜひもらってくださいー! |