そんなわけで、「事業計画書」を作ることにしたので、色々と調べていると、 国や、県の補助金があることがわかってきました。 例えば ・事業再構築補助金神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金(経済産業省) ・神奈川県ビジネスモデル転換事業費補助金 など。 これは使えるのでは?使えるものは使おう!と、前向きに検討しようと思います。 (まだやると決めたわけではないけれど...!笑) また、検討以前に「事業計画書」の他社の書き方サンプルや 考え方などの詳細も載っているので、とっても参考になります。 本屋の事業計画としてはこちらが役立ちそうです。 こちらは文庫版で、2017年に若楽堂より刊行された単行本、 『本屋、はじめました』がちくま文庫で増補版として発刊されたものです。 内容、辻山さんがどういう経緯で本屋・Titleをやることになったのか、 その経緯や、どのように考えてきたかなども詳細に書かれています。 本屋さんをやってみた後のお話は、私の想像ではわからない部分も多く、 とっても参考になりました。 事業計画書は付録みたいなものだったのですが、 一番心に残ったのはこの部分だと思います。 「本屋という場所」という見出しの中で、辻山さんはこのように書かれています。 ーーー 「街中で見知らぬ人と話したり、本来の自分を満たしてくれるような空間が、今の社会では得難いものになっているのではないか。(中略)その人の日常を支配する価値観から離れ、こころに直接語りかけてくる声に満ちた異空間。本屋は本を買うための場所ではあるが、実は自分に戻るための場所でもあるのだ。」 ーーー 本当にその通りだと思った。 例えば、毎日あかちゃんとをワンオペで育児しているおかあさん。 仕事が忙しくて本屋なんて行く時間がない会社員。 友だちや周りの人とうまくやろうと頑張るこども。 そんな人が、自分に帰れる、本当の私になれる場所。 そして元々持っている自分というお土産のかけらみたいなものを持ち帰ってくれる場所。 私は、こういう「場」を作りたいんじゃないかと、そんなふうに思ったのでした。
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私はいつから本屋がやりたかったのだろう?
ぼんやり考えていただけだけれど、 少なくともずっと憧れのようなものはありました。 ここ、私が住んでいる町、辻堂に「町の本屋」がないということも要因として大きかったと思います。 しかし、もし誰かがやってくれたらそれでよかったのでしょうか。 いつからか、私は「自分が」「この町」で「本屋をやる」そのようにぼんやりと考えていました。 dee's magazine vol.06が発刊したのは2022年10月末 テーマ「大人の社会科見学」号で、このように書きました。 ーーー 私が生まれ育った大森町の駅前には「田中書店」という本屋さんと 「みどり屋」という文房具屋さんがあった。私が本好きになった源だと思う。 本が好きと言っても読むことだけが好きなのではなく、本の存在自体が好きだった。 紙が束ねられているものの魅力を知った。 これはみどり屋の存在も大きい。紙が1枚から買うことができることや、 紙にいろいろな種類があること、画用紙よりもおおきい紙があることなどを知ったのだ。 商店街にあったこのふたつのお店のおかげで、今の私がある。 私の背中を押す存在だった。 それが田中書店の1冊の本だったし、みどり屋の1枚の紙だった。 そんな本屋さんと文房具屋さんみたいな存在に自分もなれたらなぁ、と近頃は思う。 町には、そういう存在が必要なのだ。 本屋や文房具屋でなくても構わないけれど、子どもがひとりで入ることができ、 何かひとつ自分のお小遣いで買うことができるものが売っている、そんな場所が。 とはいえ、そんな場所を自分ができるとは簡単には思わないし、 今すぐやりたい!と言えるほどの経済力もないのだけれど…。 それでも希望は少しだけ持っている。 先日、編集者の林央子さんに教えていただき、福岡県うきは市にあるMINOU BOOKSの石井さんのポッドキャストを聴いた。 石井さんが海外を旅する中で、本屋や音楽やそこに暮らす人々との関わりから 「市民が町を変えることができる」という実感を持ち、 実際に自分が生まれ育った町で本屋さんを始め、 自分の町にもそれを持ち帰ったという話には、未来は明るいしこうやって変えることができるのかもしれない、 と強い希望と期待を持った。 近頃では本屋さんをやりたいという人は少なからずいるようだ。 私のTwitterのタイムラインでは、ここ最近新しくオープンした独立系本屋さんをよく見かける。 本屋なんて利潤の最も薄い商売だし勧めない。大変だからやめたほうがいい。 やっている人は皆そういうらしい。 でも、そこには(どうしてもやりたい、っていうんだったら応援するけどね)という、 期待と希望みたいなものが見え隠れしている気もする。 みんな応援してるようなのだ。 その背景には、やっぱり「こういう場所が町を変えられる!」とみんな思っているからなんじゃないのかな。 どうなのかな…。 私自身、今住んでいる辻堂という町にカルチャーみたいなものが希薄な感じがしていて、 それはそれを先導するような本屋さんの存在がないからなのでは? と思う部分もあり(大型書店はある)この町に本屋があれば変わるかも、と思っている。 ーーー 結局、申し込みに行ったものの、タッチの差でもう先に他の方に決まってしまいました。
残念でしたが、ホッとしたような、そんな複雑な心境でした。 順番が前後しましたが、突如始まった「本屋開業日記」! 本当に本屋ができるかどうかはさておき、一旦「もしかして?!」と考えたことだから 「事業計画」くらいは制作しておこう、そう思いました。 というのも、もしちゃんと事業計画があれば、 前回の物件の時のように、お話があっても迷わなかったかもしれないし、 もう少しリアルに考えられたかもしれないなぁと。 そして、事業計画を考え、ちゃんとこれからの道筋を順を追って辿ることで 何か他のことにも繋がるかもしれない、そうも思いました。 なので、本屋開業日記、としましたが、 色々と本屋について考えることなどをここに記していけたら、などと考えています。 実際に独立系本屋さんをやられている方々にとっては 「なに生ぬるいことを言っているんだ!!」と思いかもしれません...。 しかし、どうぞ温かく見守っていただけたら...そんなふうに思っています。 先の3月下旬。 辻堂東海岸でオーガニックショップ「KISSAKO labo&pantry」をやっている聖子さんから 「うちの隣空くってよ」と連絡いただいた。 私がインスタのストーリーに以下のような文章を載せたのを読んでのことでした。 --- 本屋をやりたい、本をつくりたいのは、町に一つの「本」を通したカルチャーを土台として作りたいから。 だから夢眠書店の「これからの本好きを育てる」というのは本当に大事だと思っている。 かくいう私も町の本屋に育てられた。 さらに、自分が作った本を、自分の本屋で売り、 それを見た子どもが将来、本や本に関わることを仕事にしたとしたら最高なんじゃないの。 だから本屋をやってみたい。 本から得た「ほんのちょっとのきもち」みたいなものを抱えて大人になれば、 それを信念に何か繋がるものが見えるはず。もちろん本とは関係なくても。 そしてそうすれば、きっと未来は明るい。と信じたい!から。 --- すぐに大家さんにお話を伺いに行きました。 条件は良い。しかし今すぐは資金がない...。 私が本屋をやる、というのはなんだかずっと先の「夢」みたいなものだったし、 本当に本屋をやれると真剣に考えてこなかったから。 こんなにすぐにリアルな話があるとは思ってもみなかったので どうしたら良いかわからず、すぐにはお返事ができなかった...。 帰って、色々と考え、本屋ができるかどうかはわからないけれど、
仕事場として借りておいても良いかもしれない。 本屋ができるかどうかは、それも含めて、これから考えたって遅くはない、 そう思って、借りることを決意しました。そう決めたのはその晩のことでした。 2023年5月号の「おとなの週末」から、井川直子さんの連載「「女将のいる場所」がはじまるらしい。 第1回は浅草の水口食堂! 水口食堂といえば、dee's magazine vol.06 大人の社会科見学号 「東京大衆食堂逍遥」で行ったあの「水口食堂」ではないか! そんなわけで、思い出したので、ちょっと振り返ってみよう。 なんと、最初に取材に行った日は「臨時休業」。 ちなみに、私は集合場所と時間だけ聞いただけで、 実際にその日に、どこに取材に行くかは知らず。 (よって、私のせいじゃないってことをここで強めに言っとこう。笑) (そう!たかさんのせい!......なんちゃって笑) 残念無念。とりあえず浅草寺でおみくじなどを引いてみました。 もちろんそのまま帰るわけはなく、予習を他のお店で。 --- 後日、改めて集合です。リベンジ。 まずはセキネで腹ごしらえ。 シウマイのお土産もゲットして、いざ水口食堂へ。 やっておりました!泣 まずはビールで一杯。メニューがたくさんすぎて迷います! ここは、こかじい、たかさんにお任せです。 やっぱりハムエッグと自家製コロッケは外せないよね、ってことで。 (あとマグロブツも) はい。満足です。 さてさて、これでは終わりません! なんと、大人の社会科見学に相応しい、こちらにも! 「駒形どぜう」あぁ、思い出しただけで最高!笑
またぜったい行きたい...! ネギだくが最高。美味しくいただきました。 (感想が小学生レベルですみません!まだ未食の方はぜひ行って確かめてみてください!) 続けて良い感じでハイボールもみっつ。 お疲れさまでした! (スカイツリーも見たよ) 全然デザインなどとは関係ないのですが、
書き留めておきたいと思ったことがあるので、 せっかくなのでこのスペースを使おうと思います。 我が家は、14歳と8歳の兄弟なのですが、 子どもはあっという間に大きくなってしまうものです。 そして、日記などに書いておかないとその細部って忘れてしまう。 8歳の次男は、よく道の説明をしてくれるのですが それが全くわからないのがおもしろくて、 つい、怒らせてしまいます。 こうです。 私「〇〇ちゃんちってどこだっけ?」 子「あー、〇〇ちゃんちはね、学校あるじゃん、 そこを右にこう行って、角を曲がるじゃん? それで、斜めに行って、もう少し奥行くじゃん?そのもっと奥だよ、その右がわ!」 こんな具合で、身振り手振り教えてくれます。 しかし、想像している場所が全然違うようで、 右に曲がるところがどこなのか、斜めがどの道なのか、 もう少し奥がどこなのか、まるでわからないです。 「わかる?」と聞くので、「ごめんもう一度お願い!」というと、 また同じように教えてくれます。 それで、2回目の時は、最初でもう、やっぱりわからないので 「それって、クリエイトのところ?」などと聞くと、 「はぁ...なんで?ちがうよ!」と怒られてしまいす。 初めの段階で、もう彼の頭の中と私の頭の中は違う場所のようなのです。 そうすると、また最初から事細かに教えてくれるのですが、 やっぱりどうしても、違う場所になってしまう! なかなか目的地には辿り着けません。 学校は出てるんだけれど、おかしいなぁ...!笑 これからも、いろいろな場所を聞いてみようと思ってます。 ※写真はそんな次男が書いた「家出かんぺきほう」です |